ヘアサロンで使用するタオルやカットクロスのお話。

今回は、理容室や美容室で使っているタオルやカットクロスについての説明と、Caratがこだわっていることを解説します。

 

Caratでは、お顔そりやエステをする時に使うスチームタオル(蒸しタオル)と、お客様の髪を乾かしたり首に巻いたりする白いタオルの2種類のタオルを使っています。

私たちは使用目的によって、それぞれ違う厚さのタオルを使います。

お顔そりやエステなどで使うスチームタオルは、200匁(もんめ)のタオルを使っています。

この匁(もんめ)というのは、タオルの厚さを表示する単位です。

200匁というと比較的厚みがあるタオルなのですが、厚みがあるタオルの方が肌触りが良いので、シェービングの時に使うスチームタオルに最適なのです。

そして一般的に使用するタオルは、140匁のタオルです。

140匁のタオルを使用するわけは、髪を乾かしたりするのに一番扱いやすい厚さだからです。

ところでCaratでは、洗濯したタオル乾かす時は可能な限り屋外で干すようにしています。

なぜなら屋外に干すことによって、日光による紫外線消毒ができるからです。

日光には紫外線が多く含まれているので、タオルが清潔になると考えているからです。

何よりも、太陽の香りがしてフカフカのタオルって気持ちが良いですよね!!

 

清潔なタオル

この画像は、洗濯したタオルを畳んで収納した様子です。

真っ白のタオルは清潔感がありますよね。

 

洗濯済みのカットクロス

そしてカットをする時に使うカットクロスについてですが。

この画像は、カットをする時に使うカットクロスという布を、洗濯の後に干しているところです。

一般的には、カットクロスも白色か淡い無地の色の物を使う店が多いです。

「白いカットクロスやタオルを使う事」には理由があります。

一般的に安いホテルやサウナでは、比較的濃い色のタオルが使われている場合が多いです。

恐らく濃い色のタオルを使っている理由は、高級感がある事と汚れが目立たないからだと思います。

しかし本当に高級なホテルでは、厚手の白いタオルが使われている場合が多いような気がします。

白いタオルはしっかりと洗濯しないと汚れが目立ってしまいます。

その上、汚れが取れなくなったタオルは、すぐに新しい物と交換する必要があるのでコストが高くなります。

だから高級なホテルが白いタオルを使うのは、自分たちのサービスに対するプライドではないのかなと僕は思っています。

理容や美容の仕事は環境衛生のカテゴリーに分類される業種なので、清潔さが大切です。

だからCaratでも清潔を維持するために、白いタオルを使っているのです。

・・・ところで、ここだけの話ですが、

シェービングをする時に使うスチームタオルを、使用後に洗濯をしない理容店の話をよく聞きます。

洗濯をしないというのは、水で濯ぐだけで済ましてしまうということです。

昔の理容業では、「スチームタオルは蒸気消毒をするから水で濯ぐだけで良い」という認識だったようで、そういった風習を今も続けている店があるようです。

一度使ったスチームタオルを洗濯しないで水で濯ぎ、そのままタオルを蒸す機械に入れてしまっているということです。

そういう店の場合は、スチームタオルは一日の業務が終わった時にまとめて洗濯します。

こういう衛生管理は今では非常識ですが、理容業は高齢化が進んでいることもあり、意識改革が浸透しにくい事情もあるかもしれません。

スチームタオルを毎回洗濯しない店の場合は、スチームタオルが匂うので香水で香りがつけてあります。

場合によっては匂います。

スチームタオルがやたらと良い香りがする時は、店の人に聞いてみて下さい。

もちろんCaratは、タオルの衛生管理は徹底しています!!

だから、お店の洗濯機が一日中回りっぱなしです。

・・・その結果、洗濯機が2年以内で壊れてしまいますが(苦笑)