Caratのスタッフは、児童養護施設を訪問して無料で子供たちのカットをする活動をしています。

この活動は、月に一度行のペースで行い、Caratを創業した時から続いていて、今年で17年目になります。

僕個人としては、18歳から続けているので30年以上ということになります。

児童養護施設というのは、様々な事情で親と一緒に暮らすことができない子供たちが生活する施設です。

児童養護施設は、各自治体の児童相談所から依頼を受けて子供たちを受け入れます。

施設内では児童指導員と呼ばれる職員が、衣食住の提供だけではなく、本人に必要な心のケアや自立に向けた指導なども行っています。

児童養護施設は、24時間体制で子ども達の世話をする必要があるので、職員の業務は多忙を極めます。

この人達を見ていると、「食べていくための職業」ではなく「生き方としての職業」として働いている方たちだと僕は認識しています。

今までに訪問カットをさせていただいた児童養護施設は、岐阜県の「樹心寮」さんと、名古屋市の「名広愛児園」さん、そして豊田市の「梅が丘学園」さんです。

どの施設も長期間に渡って訪問させていただき、どの子供たちも元気が良く、可愛い子ばかりです。

ここ最近は、豊田市の梅が丘学園さんを訪問していましたが、この活動に賛同する美容院の経営者が現れたので、この方に引き継ぎをお願いすることにしました。

新しく引き継いでくれる美容院はスタッフが多いので、Caratと合同で訪問する必要がなくなります。

児童養護施設で子ども達のカットをする理美容師たち

これは本日の訪問カットの様子です。

Caratのスタッフと新しく引き継いでくれる美容院のスタッフが一緒に働いている様子です。

今回は、新しく引き継ぐ美容院からは5名が参加してくれました。

この美容院のスタッフは初めての経験なので、最初のうちは少々緊張気味でした。

子供たちのカットをする若者達

時間が経過すると徐々に雰囲気がよくなり、部屋に子どもたちの笑い声が響くようになりました。

子ども達は大人の表情や仕草に敏感に反応します。

僕は、引き継ぎをお願いする立場なので安心しました。

子供たちのカットをするのは、ベテランの理美容師だけではありません。

若手の技術者も、自分のできる範囲で頑張ります。

子ども達の中には、落ち着きのない子やワガママをいう子もいたりして、私たちもどう対応して良いか分からなくなる時もありますが、こういう経験も良い勉強になります。

私たちは、この活動を通じて、少しでも児童福祉の現状に興味を持つ理美容師が増えることと、子ども達の中から理美容業に興味を持つ子が現れることを願っています。

Caratのアヤカとアミがカットをする様子

これは、姉妹店の南風の店長のアヤカと、Caratのアミが子どものカットをしている様子です。

アミは、この施設の子供たちをカットさせていただいたおかげで、技術者として成長することができました。

アヤカは、子どもの対応が上手なので子供たちに懐かれます。

 

カットをするCaratのミホCaratのミホも、楽しそうに子どものカットをしていました。

ミホは子供が好きなので、それが相手に通じるらしく、いつも会話がはずみます。

子供は、じっとしているのが苦手なので早い仕事と会話力を求められますが、そういうスキルは実際に経験しないと身につきません。

ミホも、この活動のおかげで良い経験ができています。

フジエがカットをしている様子。

そしてこれは、Caratの最年長のフジエがカットをしている様子です。

この子は、よく動く子なので苦労していましたが、長年の経験から落ちついてカットしていました。

フジエも子どもたちに懐いてもらって、いつも笑顔で会話をしながらカットをしていました。

この日をもって、Caratのスタッフが梅が丘学園を訪問するのは最後になるので、懐いてくれた子たちとお別れです。

今後は、新しく引き継いでくれる(有)リジェールさんにお願いすることになります。

Caratのメンバーは、訪問カットが終わって帰宅途中の車の中で、さみしい気持ちを話題にしていました、

しかし、梅が丘学園の子どもたちとはお別れですが、これからも児童養護施設の訪問カットは続きます。

私たちは、さらなる新しい出会いを楽しみにしています。