花粉症?理容師が教える頭皮のかゆみをおさえる身近な方法
今回は、皆様に頭皮がかゆくなった時の対処法をお伝えしたいと思います。
あたたかい春がやってきました。
春は、長かった冬も終わり、なぜか心がウキウキしてしまう嬉しい季節ですね。
そんな春ですが、花粉症で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
花粉症は、私たちの体のいろいろな所にアレルギー反応をおこします。
さぁ、理容師が教える頭皮の花粉症対策の解説です!!
花粉症というと、上の画像の様にアレルギーによって鼻炎になってしまうイメージが一般的なのですが、実は鼻や喉だけでなく体の色々な部分の調子が悪くなります。
Caratに来店するお客様の中には、花粉症によるアレルギーで体や頭皮がかゆくなり、掻きむしることで皮膚炎を起こしている方を多く見かけます。
特にアトピー性皮膚炎の方に多い症状なのですが、かゆみを我慢できずに掻いてしまって皮膚が炎症を起こしています。
顔や体の場合は、皮膚を目視することができるので皮膚炎になるとすぐにわかるのですが、頭皮の場合は髪に隠れてしまっているので皮膚炎がかなり進行していても、本人が気付いていない場合が多いです。
頭皮の皮膚炎に気付かないで、パーマやヘアカラーをすると大変な事になりますし、パーマやヘアカラーをしなくても、フケが発生したり、抜け毛の原因にもなりかねません。
「頭が、やたらと痒いな・・・」と感じても、絶対に掻きすぎてはいけません。
頭皮が痒くなっても、掻かなければ皮膚炎にはなりませんが、かゆみに耐えきれずに掻きすぎてしまうと頭皮が損傷します。
損傷した頭皮に細菌などが入り込むと皮膚炎を起こしてしまいます。
皮膚炎が軽度の場合は、アレルギー用の薬などを服用すれば、かゆみが軽減されて掻かなくなるので皮膚の荒れも改善していきます。
ただし、皮膚炎が進行してから病院に行くとステロイド系の軟膏や経口薬を勧められます。
頭皮のかゆみの対策法は3つあります。まず1つ目は爪を深く切ること!!
しかし、そこまで酷くなる前に、たった3つの事を実行するだけで頭皮の荒れを防ぐことができるのです。
まず一つ目は、爪を短くすることです。
僕たちも、シャンプーのやり過ぎで手が荒れてしまった時に、爪を短くすると手荒れが治まることがあります。
とても簡単なことなので、どうか試してみて下さい!!
「爪を切るって・・・」
「えっ、そんなこと?」と思いますよね(笑)
でも、これは大切な事なのです。
Caratで頭皮が荒れている方をみると、利き手側の側頭部の頭皮が荒れている事が多いです。
おそらく知らず知らずのうちに、利き手で掻いてしまっているのだと思います。
だから爪を短く切る事によって、頭皮を掻いても爪で傷つけてしまうことを防げるのです。
そして2つめはドライヤーの使用です。
そして二つ目は風呂でシャンプーをしたら、寝る前にしっかりとドライヤーで頭皮を乾かすことです。
これも「えっ、そんなこと?」と思いますよね(笑)。
でも、これもとても重要なのです。
シャンプーをした後にタオルで簡単に髪を拭くだけで寝ると、就寝中に頭皮の細菌がたくさん繁殖します。
なぜなら、頭皮に水分が残っているからです。
頭皮に残った水分と体温が細菌を増殖させるのです。
傷ついた頭皮に発生した細菌は、皮膚炎を引き起こします。
だから、寝る前のドライヤーは大切なのです。
そして、このドライヤーを使う時に大切なことがあります。
それは、ドライヤーで髪を乾かすのではなく頭皮を乾かすことです。
しっかりとドライヤーを使っても、髪だけが乾いて頭皮が濡れていては駄目です。
しっかりと頭皮を乾かしてください。
最後の3つ目は赤ちゃん用のシャンプーです。
そして3つ目は、使用するシャンプーです。
頭皮が荒れている時は頭皮状態に合ったシャンプーを使うことが大切なのですが、どのシャンプーが自分に合っているか分かりませんよね。
そんな時は、赤ちゃん用のシャンプーを使ってください。
なぜなら、赤ちゃん用のシャンプーは安全性が高く低刺激だからです。
赤ちゃん用のシャンプーは、洗浄力は高くないですが刺激が少ない上に安く購入できるというメリットもあります。
高級なシャンプーは髪には良いかもしれませんが、あなたの頭皮に合っているかはわかりません。
だから、とりあえず赤ちゃん用のシャンプーなのです。
ということでまとめると。
頭が痒くなってきたら、
- 爪を短く切る
- 寝る前にしっかりと頭皮を乾かす。
- 赤ちゃん用のシャンプーを使ってみる。
この3つのことを実行してみてください。
当たり前のことばかりじゃんと思うかもしれませんが、けっこう効果がありますよ!!
・・・それと意外と大切なことですが。
普段使っている枕も定期的に洗ってくださいね。
頭皮が炎症をおこしている時に、不衛生な枕を使ってはいけません。
汗臭い枕は絶対にだめですよ。