それでは画像を使って、Caratのマッサージを詳しく解説します。
          
          
          まず、マッサージは、按摩(あんま)とか指圧(しあつ)などという言葉がありますが、どういった意味があるのかを解説します。
          
          
          
            - 「按」はおさえるという意味。「摩」はなでるという意味です。按摩(あんま)とは、おさえたり、なでたりするという意味です。東洋医学からきた考え方です。                                     
            
- 「マッサージ」とは西洋由来の言葉です。血流の改善を目的として、「手当をする」という考え方です。                     
            
- そして、よく聞く「指圧」というのは、いろいろな技法を取り入れて生まれた術式との事です。                    
            
- 本格的にマッサージを職業にするためには、按摩マッサージ指圧師(あんままっさーじしあつし)という国家資格が必要です。 
          Caratは理容室なので、本格的な治療を目的としたサービスはしません。
          しかし、お客様が気持ち良いと感じる技術を可能な限り取り入れて行います。
          
          

          この画像は、サービスの解説をするCaratのスタッフたちです。
          今回のモデルは女性ですが、男性の方に行う場合も同じなので是非参考にして下さい。
          
          

          肩や腰に対して一番初めに使うのは、このバイターという機械です。
          上の画像では分かりにくいのですが、これはプロ専用の機械なので非常に重たいです。
          一般の方が片手で扱うのは非常に難しいと思います。
          同じような商品が一般に流通していますが、プロ用の機械は発生する振動が非常に強いです。
          この機械を使う目的は、硬くなった筋肉をほぐすことと血行の促進です。
          
          

          まずは、バイターを使って肩をほぐします。
          バイターを、肩の内側から外側に向かって円を描くように当てます。
          肩は意外と神経が鈍感な場所なので、バイブレーションを強目に設定します。
          この作業を、右肩と左肩の両方に行います。
          この作業を何度か繰り返していくうちに、硬くなっていた肩の筋肉が徐々にやわらかくなります。
          
          

          肩が終わったら、次はバイターを背中と腰に使います。
          背中は、脊髄に沿った真ん中と、その両脇の3本のラインの筋肉が対象になります。
          腰は、脇腹の辺りの筋肉を中心にほぐします。
          肩や背中にバイターを使っていると、ところどころに気持ちが良いと感じる場所があります。
          私たちはお客様の表情を観察しながら行っているので、気持ち良さそうな表情をする部分にバイターを強く当てます。
          背中と腰も神経が鈍感な場所なので、バイターの振動は強めに設定しています。
          
          

          そして今度は首です。
          首は、背骨の上部から盆の窪(ぼんのくぼ)といわれる場所にかけての筋肉と、左右の肩から耳の後ろにかけての筋肉をほぐします。
          首は神経が敏感なので、バイターのバイブレーションは弱く設定します。
          当然の事ですが、敏感な首にはバイターを優しく当てます。
          
          ところで、バイターを使うと体がかゆくなってくる事があります(そういう人が多いです)。
          これは、滞っていた血流が促進されてきたことによっておこる現象です。
          だから、かゆくなる事は良い事なので心配をする必要はありません。
          
          

          バイターを使って筋肉がほぐしたら、次は手を使ってマッサージと指圧をします。
          人間の体には、上のイラストの様なツボがあります。
          これらは、最も代表的なツボです。
          手で行う場合は、このようなツボを指圧をします。
          
          ちなみに「ツボって何?」と疑問をお持ちの方に解説します。
          体の中には、いろいろな内臓や期間を繋ぐ経路(血液、水分、気を運ぶ)の中に点在するポイントがあります。
          このポイントは先程説明した経路の中に存在するので、経穴といいます。
          この経穴の事を一般的にツボといいます。
          
          要するに東海道の関所みたいなモノです。
          指圧は「関所付近に人が溜まってしまって大渋滞になってしまっているので、そこを開放しよう」ということです。
          
          

          手を使って技術を提供する場合は、スタッフは心を込めて行う必要があります。
          最初は首から始めます。
          首には、風池(ふうち)と天柱(てんちゅう)というツボがあります。
          首の筋肉を優しくほぐしながら、ツボを指圧します。
          首のツボへの指圧は、めまいや目の疲れ、頭痛、脱毛、肝臓の疲れなどの改善の効果があると言われています。
          Caratでは、デスクワークの仕事をしている方やメガネをかけている人には、首を重点的に行うようにしています。
          
          

          次は、背中です。
          背中は、首よりも大胆に筋肉をほぐします。
          背中には、
大杼(だいじょ)や膏盲(こうこう)、曲垣(きょくえん)というツボがあります。
          背中のツボへの指圧は、発熱、風邪、循環器疾患、五十肩などの改善の効果があるといわれています。
          Caratでは、肉体労働の職業の方や体調を崩し気味の方には、背中を重点的に行うようにしています。
          
          

          背中が終わると、次は肩の辺りです。
          肩は人によって感じ方がそれぞれなので慎重に行います
          肩は、肩?(けんぐう)から肩井(けんせい)というツボに向かって指圧をしながら筋肉をほぐしていきます。
          このマッサージは、肩こり持ちの方に喜ばれます。
          肩のツボの指圧は、五十肩、皮膚疾患、脳卒中など、そして肩こりの改善の効果があるといわれてます。
          
          

          ひととおりの技術が終わりました。
          しかし、これで終わりではありません。
          ここからは、お客様からリクエストを聞いて、希望の場所があれば再び行います。
          モデル役のスタッフは、背中をリクエストしたようです。
          Caratは仕事が少々ハードだったかな?(笑)
          
          
          
            全ての技術が終わりました。
            そして最後に。
            
            
            
            
            そして、これは全てのサービスが終わった様子です。
            モデル役のスタッフは、とても良い笑顔をしています。
            このようなサービスを提供することは、私たちとお客様の距離が縮まる良い機会になります。
            
            疲れを感じた時には、専門の店に行きたくなります。
            しかし、毎日が忙しい人は、そのような機会を作ることが難しいですよね。
            そんな時は、理容室でカットをしたついでに利用するのも手軽でおすすめです。