名古屋の理容師、美容師が皆様にお伝えしたい髪の事や理美容業界の事をお知らせします


      理容師、美容師のコラム

理容師、美容師の目線から髪の毛やスタイリング剤の事や、業界の事を皆様にお伝えします。

理容師、美容師の見習いのスタッフが、カットができるようになるまでの道のり。

alt=””今回は、理容師や美容師を目指して就職をした若者が、お客様のカットをできるようになるまでの様子をお伝えしたいと思います。
かつては「床屋さんや美容院の世界は修業が厳しい」などと言われた時代がありましたが、時代は変わっています。
私が見習いとして働いていた頃に比べると随分と働く様子は変化しました。
今回は、当店のスタッフのアミさんを例に、若手の理美容師が技術者として成長していく様子をお伝えしたいと思います。

就職したての新人の様子
これは、当店に就職したばかりのアミさんです。
「将来は自分のお店を持ちたい」と夢がいっぱいの笑顔をしています。
理容師、美容師は現在では専門学校を卒業すれば国家試験を受ける事ができるので、免許を取得することは、そんなにむつかしいことではありません。
しかし、この業界で働くには、国家資格だけでなく相応の技術も必要になってきます。
専門学校では、国家資格を取得するためのスキルしか身につきません。
だから、実際に理容室や美容室で働き、スタイリストとして必要な技術を学ぶ必要があります。

理美容師に必要な国家資格については理容師と美容師に必要な国家資格についてくわしく解説

当社の社宅の様子
当社で働いているスタッフは全員が、お店の近くに住んでいます。
私が見習いとして働いていた頃は、住み込みや、寮生活で集団生活が基本でした。
現在のところ当社では、1kタイプの賃貸住宅を家電家具完備で提供しています。
いわゆる一人暮らしです。
こういった福利厚生も以前よりも随分と良くなりました。

しかし、一人暮らしをするということは自分で生活をするという事です。
炊事洗濯や部屋の掃除、そして自己管理を覚える事はとても大切な事と思います。
当社で働いてくれる若者には、そういったことも身に付けてほしいと考えて、社員の全員に一人暮らしを推奨しています。

当店の賄いの様子
当社では、本店支店の各店舗のスタッフの全員分のごはんとみそ汁を作る係をスタッフが当番制で行います。
こういう事も、社会人としての大切な勉強の一つです。
理容師、美容師としての技術だけを身につけても、お互いが協力し合うような協調性がないと、お客様に愛されるスタイリストになれないからです。
当社に3カ月以上働いているスタッフは、全員がおいしいごはんとおみそ汁を作るようになれます。

新人が初めてシャンプーをする様子
就職をして約1カ月間は掃除やタオルなどの洗濯、そして先輩のスタッフなどのアシスタントの業務です。
こういうアシスタントの業務をしながら理美容の仕事の流れを覚えていきます。
アシスタントの業務をしながら、先輩にモデルをお願いしてシャンプーの技術を練習します。
シャンプーは、どの理美容室でも一番最初に覚える技術です。
理容師、美容師の基本といえる大切な技術です。
上の画像は、就職してから2カ月目に、はじめてお客様にシャンプーをした時の様子です。
シャンプーができるようになるまでに、毎日練習を繰り返してきました。

当店のシャンプーについてはCaratの気持ちの良いシャンプーのご紹介

理美容師の講習の様子
これは就職をしてから約2カ月が経過した頃の講習会の様子です。
いろいろな事業所に就職をしたばかりの新人のスタッフに合わせて、数軒のヘアサロンが合同でヘアカラーの理論を勉強している様子です。
この講習会は、仕事が終わってからの夜間講習です。
若手のスタッフは、こうやってお店の外の講習会にも積極的に参加して勉強をします。
そして、こういう場で技術や理論だけではなく自分と同じようにスタイリストを目指している友達と出会います。

理美容師の講習会については理容師や美容師が講習会で勉強をする様子

シェービングを教わる様子
就職をしてから約3カ月が経過するとシャンプーの他に、いろいろなマッサージの技術を習得します。
当店はマッサージのメニューが多いので覚えるのも大変です。
マッサージは、先輩のスタッフの全員にテストをしてもらって合格がもらえたら、勤務する店舗の店長に最終的な技術のチェックををしてもらいます。
そして店長のテストに合格すると、お客様への施術が許可されます。

上の画像は、4カ月目に全てのマッサージができるようになって、シェービング(顔そり)を先輩に教えてもらっている様子です。
理容師は美容室にはないシェービングの技術を習得する必要があります。
シェービングは刃物を使用する技術なので、危険を伴います。
これまでのマッサージの技術以上に慎重さが求められます。
最初のうちは、練習用のマネキンを使用して練習をします。
シェービングの練習期間は、人それぞれですが、約2カ月程度の期間を要します。
先輩のスタッフだけではなく、友人などにもモデルをお願いして、何度も繰り返し練習を繰り返します。
・・ちなみに、よく「シェービングの練習に風船を使うんでしょ?」と聞かれることがありますが、風船は使用しません。
おそらく昔のテレビ番組のコントの影響だと思います(笑)

当店のシェービングについてはくわしく解説!!Caratのシェービング

マネキンでカットの練習をする様子
就職してから約1年が経過をすると、シェービングもお客様に施術をします。
その他に、基本的なヘアカラーや、ワインディング(パーマをかける事)やエステなどの技術も習得します。
そうなってくると次はカットです。
カットの練習はとても奥が深いので、テストに合格したらお客様に施術が可能という訳にはいきません。
まず最初は、基本的なデザインを覚える事から始めます。
上の画像の様に、カット練習用のマネキンを使用して基本的なデザインカットの練習を何度も繰り返します。

児童養護施設でカットをする様子
練習用のマネキンで基本的なカットができるようになると、今度は実際に人間の髪を切らせてもらう機会が必要です。
当店では、社会貢献活動で無料出張カットを実施していますが、こういう機会を利用して若手のスタッフも実際にカットをさせていただきます。
上の画像は、岐阜県の児童養護施設で子どもたちのカットをさせていただいている様子です。
このような場で、先輩たちに指導をしてもらいながらカットの技術を身に付けていきます。

Caratの社会貢献活動については(株)Caratの社会貢献活動

お客様のカットをさせていただいている様子
これは当店に入社をして2年目の春の画像です。
常連のお客様の中には、「若い子に切らせてあげていいよ」という方もいらっしゃいます。
そういったお客様のご厚意で、お店で初めてお客様のカットをさせていただいた時の様子です。
緊張しながらも難しい刈り上げのカットをしました。
このようなお客様がいらっしゃるおかげで、当店のスタッフも成長をする事ができます。
こういう機会は、技術だけではなく「感謝の心」も身につけることができます。

後輩にシャンプーを教える様子
2年目になると、後輩も入ってきます。
この画像は、後輩にシャンプーを教えている様子です。
一年前には、教わる側だったのが今度は教える側になっています。
こういう風に後輩に教えるという事は、自分が先輩として責任感を持つという事が認識できます。
技術だけでなく、こういうことも非常に大切なことです。

お客様のデザインカットをする様子
こちらも、常連のお客様のご厚意で、カットをさせていただいている様子です。
ここでは、基本的なカットではなくツーブロックのヘアスタイルというデザインカットをさせていただいています。
このような機会を与えていただくおかげで、彼女のカットの技術が次々と上達していきます。
この頃には、基本的なカットをオーダーするお客様のカットをする場面が増えてきました。
彼女を指名をしていただくお客様も出てきました。

営業中の店内の様子
そしてこれは、現在のお店の様子です。
だれが若手で、だれがベテランのスタッフかわからなくなっています。
当店では、若手のスタッフでも、約2年くらいでカットができるようになれます。
当然、技術の品質にもこだわります。
他店よりも早く仕事を覚える事ができますが、これは本人の努力だけではありません、同僚の協力やお客様のご厚意とご理解があってこそです。
また、カットができるようになっても、そこからが勉強です。

見習いの若手のスタッフがカットができるようになるまで、いかがでしたか?
理容師、美容師は、実に多くの方に支えられて育てていただいているのかをご理解いただけましたでしょうか?

これからも、みんなで感謝の気持ちを忘れることがないように精進していこうと思います。



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第1話  ホームカラーで気を付けてほしい事
第2話  理美容師のハサミのお話 
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第11話  理容師、美容師の国家資格のお話 
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第14話  円形ハゲ(円形脱毛症)ができてしまった場合の対処法とは  
第15話  シャンプーの選び方と正しいシャンプーのやり方